加藤敏明の資料室

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help リーダーに追加 RSS ★CAD/CAM補綴が先進医療に承認されたが、「ハイブリッドレジンブロック」がどこにも無い?

<<   作成日時 : 2009/04/28 13:39   >>

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★CAD/CAM補綴が先進医療に承認された、が・・・
http://1088kato.at.webry.info/200904/article_10.html
この度、4月9日の厚生労働省の「先進医療専門家会議」で、届け出があった「歯科用CAD/CAMシステムを用いたハイブリッドレジンによる歯冠補綴」承認された。
とは、書いたが・・・。

ハイブリッドレジンブロックがどこにも見あたらない」と、多くの質問が来たので紹介しておく。

厚生労働省のホームページ「先進医療の概要」については
http://www-bm.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/index.html
「具体的には、有効性及び安全性を確保する観点から、医療技術ごとに一定の施設基準を設定し、施設基準に該当する保険医療機関は届出により保険診療との併用ができることとしたものです。」とある。

現在、「歯科用CAD/CAMシステムを用いたハイブリッドレジンによる歯冠補綴」の先進医療を実施している医療機関としては、現在、北海道医療大学だけである。

で、「ハイブリッドレジンブロック」がどこにも無い?の、謎解きをするには・・・・・

まず、厚生労働省http://www.mhlw.go.jp/のホームページから入って。

先進医療専門家会議における第2項先進医療の科学的評価結果
http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2009/04/dl/s0422-2c.pdf

先進医療の名称
歯科用CAD・CAMシステムを用いたハイブリッドレジンによる歯冠補綴
(全部被覆冠による歯冠補綴が必要な重度齲蝕小臼歯に係るものに限る。)

歯科用CAD・CAMシステムによるハイブリッドレジンクラウンの製作工程
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/04/dl/s0422-2c_0003.pdfにアクセスしてみると理解できる。

ここに紹介されている写真は
GCのGN-I フルシステムである。
http://www.gcdental.co.jp/cadcam/system/gni.html
にアクセスすると、同じであることが理解できる。

そこから
CAD/CAM用ブロック
http://www.gcdental.co.jp/cadcam/material/block.html
にアクセスすると、この中でレジン系ブロックは下記になる。

GN-I コンポジットブロック
http://products.gcdental.co.jp/system/items-view/289/
管理医療機器 21100BZZ00282000と言うものが出てくる。
「CAD/CAM用修復材料として、はじめてのコンポジット材料です。MFRタイプのコンポジットレジンを高温・高圧重合してありますから充填用コンポジットレジンに見られるような重合不足や気泡の混入などがなく、従来は考えられなかった高い安定した物性が得られます。」とある。

しかし、厚労省のページには
『@素材として均質性及び表面性状を向上させたハイブリッドレジンブロック※1を用いる。
※1 従来の硬質レジンよりもフィラー(レジンの物性を高めるために添加される無機質の粉末)の含有率を高め、また異なる粒子径のフィラーを混合させることにより、均質性及び表面性状を向上させた素材をブロック状にしたもの。』とあるので、GN-I コンポジットブロックでは少しおかしい。

また、それに、この管理医療機器 21100BZZ00282000のGN-I コンポジットブロックは
★バルプラスト樹脂と同じ、ポリアミド系樹脂義歯素材が国内発売された
http://1088kato.at.webry.info/200903/article_2.html
【新・医療機器製造販売認証番号 資料】からすると
平成11年に取得された商品で、ハイブリッドレジンブロックとは言い難いものである。

どこにも記載がないのなら、最後の手段でGCに直接問い合わせてみるしかない。
問い合わせてみると『光重合型MFRハイブリッド超硬質レジンの「グラデイア ブロック」なるものがあり、それを現在、北海道医療大学だけに提供している』とのことである。

結局、現在届け出した保健医療機関は北海道医療大学だけであるので、「それ以外にはお売りしていない」と言うことで、皆さんが見たこともないのは当然である。

【一言】
GCさんのだから、光学印象ではなかったのか・・・。

この技術について「将来的には保険収載が望ましい」と指摘。
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/21493.html
とのことなので、将来的にはそうなればいろんな商品が出てくるのでしょう。

今のところ、「CAD/CAM補綴が先進医療に承認された」が一般の歯科医師、技工士には関係がないと言うことである。

【追記】
REVOLUTION CAD/CAMクラウンの作り方
http://irebaya.cocolog-pikara.com/blog/2009/04/cadcam1-0110.html
http://irebaya.cocolog-pikara.com/blog/2009/04/cadcam-48b9.html
に紹介されていましたが、承認されているハイブリッドレジンブロックはGC以外でもあるようですね。
使うのならこちらの方が、良さそうですね。

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